「真由ってよく、柏原の家に行ってなかったっけ?」
私は思わず聞いた。
「来てるけど、僕の弟が真由ちゃん大好きだから二人きりになるチャンスが少ないんだ」
柏原は切なそうに笑う。
「けど、8月に入ってすぐの日曜、僕が真由ちゃんの家に行く事になって…」
柏原はしばらく下を向いて何かを考えていたけど、やがて顔を上げて
「僕、真由ちゃんのご両親に結婚したいって言うつもりなんだ」
私は口をあんぐり開けてしまった。
松原くんも驚いた顔をしている。
「多分、その時にそういうチャンスが来ると思うんだけど、どうしていいのかわからない…」
恥ずかしそうに私達を見つめる柏原。
案外、可愛い所があるじゃないって思ったんだけど。
「お前、やり方は知ってるよな?」
松原くんは柏原を見つめた。
「うん」
「じゃあ、自分の感情のまま、やってみたらいいと思うよ。
考え込む必要はないと思う。
俺はそうしたよ」
私は思わず聞いた。
「来てるけど、僕の弟が真由ちゃん大好きだから二人きりになるチャンスが少ないんだ」
柏原は切なそうに笑う。
「けど、8月に入ってすぐの日曜、僕が真由ちゃんの家に行く事になって…」
柏原はしばらく下を向いて何かを考えていたけど、やがて顔を上げて
「僕、真由ちゃんのご両親に結婚したいって言うつもりなんだ」
私は口をあんぐり開けてしまった。
松原くんも驚いた顔をしている。
「多分、その時にそういうチャンスが来ると思うんだけど、どうしていいのかわからない…」
恥ずかしそうに私達を見つめる柏原。
案外、可愛い所があるじゃないって思ったんだけど。
「お前、やり方は知ってるよな?」
松原くんは柏原を見つめた。
「うん」
「じゃあ、自分の感情のまま、やってみたらいいと思うよ。
考え込む必要はないと思う。
俺はそうしたよ」


