その日の夜は俊也くんの笑えてないよの声が離れなかった。

いつも自分を傷つけて傷ついた私を正当化してた。だって美羽の隣にいる子だもんねとか。

でもなんか俊也くんには全部見透かされてた気がする。

悔しいな。

正直玲央くんのこともよくわかんなくなってきた。

2番目でいいとか言ってる時点でどうなのって自分でも思ってきた。

でもいいのかな。
利用されても。

美羽と仲良くなる口実に利用されてもいいから玲央くんと話したいし一緒にいたい。
もうこれでいいんだ。
最初から私は高望みなんてしてない。
誰かの一番になんて美羽と一緒にいる以上なれないんだ。