放課後…
私は下駄箱を出た。
美羽が告白される日もいつも大体一緒に帰るけど今日は人数があれなのかな?なんて思いながら歩いた。
すると
「美羽は?」
後ろから男の人の声がした。
「え、?」
後ろを振り返ると俊也くんがいた。
俊也くんと話すの本当に久しぶりだ。
「美羽は?」
俊也くんは平然とまた聞いてくる。
「また告白かな?多分、、」
私は苦笑いしてそう答えた。
「ふーん。てかさお前、玲央のこと好きなの?」
!!!!!???え!?
いきなり?しかもチョー平然…
「いいいいきなりなんなんですか。」
私はかみまくった。
ぶっ飛んでる俊也くんって。
「ふーん。好きなんだ。でも玲央は美羽が好きだよ。」
この人、こんなKYだったっけ?
少しイラってきた。
「知ってる。そんなの。見てればわかる。」
少し言い方がキツくなったのが自分でもわかった。
「なんでお前ってもったいないことすんだろうね。自分の親友のこと好きな人わざわざ好きになるとか。」
ボソッと俊也君が呟いた。
なにがもったいないのよ。
俊也くんとの言葉のキャッチボールをするつもりは無かった。でも勝手に口が開いた。
「いいの。私は。別に。」
「所詮美羽には勝てっこないもん。いつも私は美羽の次。頭も足の速さも。美羽の何か。美羽の隣にいる子。もう慣れた。」
「だからね、玲央くんのこともね、別に美羽のこと好きでいいから私のことその次に好きでいてくれればいいの。私の好きになった人はみーーんな美羽に取られるんだもん」
不思議なことに自分でもびっくりするぐらい笑ってた。
「あ、ごめん!お姉ちゃんの悪口なんて聞きたくないよね。悪口じゃないよ。ただの負け惜しみ」
私は俊也くんに笑いかけた。
「笑えてないよ。」
俊也くんはそう言うと去っていった。
笑えてない…か。その通りだ。
