俊也くんのクラスの前に行くと美羽が叫んだ。
「しゅんやーーー!!」
その声はデカくてクラスのみんながわっと美羽を見た。
私は三列目の前から4番目に座る玲央君を見つけた。
雰囲気からかっこいいな…
でもその目は私じゃなくて美羽を見てた。
なんとなくなんとなくわかるんだ。
「いた、、あいつ無視しやがって!」
私の近くで美羽が愚痴った。
5列目の前から2番目に座る俊也くんを発見した。
俊也くんはようやく気づいたのか私たちの方を見た。
心なしか俊也くんと目が合った気がした。
気のせいじゃない??俊也くんの目は確かに私を見てて3秒くらい?見つめあったのだろうかその後こっちへ来て俊也くんは美羽に弁当を渡した。
「俊也間違えないでね!!もう!」
美羽は俊也にきつく言う。でもその中に優しさを感じる。
俊也くんは
「はいはい」
の一点張り。無愛想なのかな…?
