泣き崩れる小春を、もう1度優しく抱きしめた。





「小春!


心臓病とは言っても、今すぐどうなるっていう訳でもない。


もし、小春が苦しかったり辛かったら俺たち家族のことを頼って。



小春は、俺が絶対助ける。




小春の命、俺が守るから。




だから、小春も治療を一緒に頑張ってほしい。




小春のことを支えるから。」






「はるちゃん、千秋だけじゃないよ。


私は、1番下で助けられるか分からないけど、はるちゃんの助けになりたい。」





「夏姫、千秋。」





「よし。もう、顔を上げな。

苦しくなっちゃうから。」





小春の息苦しさに、早めに気がついた。