コンコン
「はい。」
ドアを叩いたのは、夏姫だった。
「千秋!
はるちゃんは!」
「あぁ、とりあえずは大丈夫。
夏姫、心配させて悪かったな。」
「そんなこと、いいよ。
はるちゃんが、倒れたって聞いて担任の先生の話を聞かずに急いできちゃったけど。」
「はは。そっか。」
「はるちゃん…まだ目覚めないの?」
「あぁ。深い眠りについてるから。」
「はるちゃん。」
「千秋。小春ちゃんの具合は?」
「あ、悠人(はると)。
今日は、代わり頼んで悪かった。」
「そんなこといいんだよ。
小春ちゃん、まだ起きないか。」
「千秋…」
「小春!?」
「はるちゃん!?」
「私…何でここに?」
「覚えてないか?
小春、意識失ったんだよ。」
「舞ちゃんが、ここに運んでくれたの。」
「そう…なんだ…。
ごめん、千秋。迷惑かけちゃったね…。」
「そんなこと…
そんなことは、どうでもいいんだよ!
そんなことより、小春が目を覚ましてくれて本当によかった。」
俺は、気づいたら小春を抱きしめていた。
「千秋?」
「小春…
辛かったよな。
もっと早く、対処してればこんなことにならなかったんだ…
本当にごめんな。」
「千秋は、悪くない。
私が言わなかったのが悪いんだよ。
助けてくれて、ありがとう。」
「小春。」
「はるちゃん、一緒にお家に帰ろう。」
「あっ、夏姫…。
それがな…。」
「えっ?」
「小春、ちょっと倒れた原因のことで話がしたいんだ。
夏姫も一緒に聴いてくれるかな?」
「もちろん。」
「少し、小春には覚悟して聞いてほしい。」
「大丈夫。何となく、何言われるかは予想できる。」
「小春…。
さっき、検査をしたら小春は心臓病っていうことが分かった。」
「やっぱりか…。」
「えっ?」
「千秋が大学で使ってた教科書を読んでたの。
もしかしたら、私も心臓病じゃないのかなって思って。
だから、何かあった時倒れて検査されたらそう言われる覚悟を前から持ってた。
けどね、やっぱり私は…。
まだ、そこまで強くなれない。
陽向とも、皆ともずっとずっと一緒にいたい。
千秋や夏姫と、ずっとずっと家族でいたいよ。」
「はい。」
ドアを叩いたのは、夏姫だった。
「千秋!
はるちゃんは!」
「あぁ、とりあえずは大丈夫。
夏姫、心配させて悪かったな。」
「そんなこと、いいよ。
はるちゃんが、倒れたって聞いて担任の先生の話を聞かずに急いできちゃったけど。」
「はは。そっか。」
「はるちゃん…まだ目覚めないの?」
「あぁ。深い眠りについてるから。」
「はるちゃん。」
「千秋。小春ちゃんの具合は?」
「あ、悠人(はると)。
今日は、代わり頼んで悪かった。」
「そんなこといいんだよ。
小春ちゃん、まだ起きないか。」
「千秋…」
「小春!?」
「はるちゃん!?」
「私…何でここに?」
「覚えてないか?
小春、意識失ったんだよ。」
「舞ちゃんが、ここに運んでくれたの。」
「そう…なんだ…。
ごめん、千秋。迷惑かけちゃったね…。」
「そんなこと…
そんなことは、どうでもいいんだよ!
そんなことより、小春が目を覚ましてくれて本当によかった。」
俺は、気づいたら小春を抱きしめていた。
「千秋?」
「小春…
辛かったよな。
もっと早く、対処してればこんなことにならなかったんだ…
本当にごめんな。」
「千秋は、悪くない。
私が言わなかったのが悪いんだよ。
助けてくれて、ありがとう。」
「小春。」
「はるちゃん、一緒にお家に帰ろう。」
「あっ、夏姫…。
それがな…。」
「えっ?」
「小春、ちょっと倒れた原因のことで話がしたいんだ。
夏姫も一緒に聴いてくれるかな?」
「もちろん。」
「少し、小春には覚悟して聞いてほしい。」
「大丈夫。何となく、何言われるかは予想できる。」
「小春…。
さっき、検査をしたら小春は心臓病っていうことが分かった。」
「やっぱりか…。」
「えっ?」
「千秋が大学で使ってた教科書を読んでたの。
もしかしたら、私も心臓病じゃないのかなって思って。
だから、何かあった時倒れて検査されたらそう言われる覚悟を前から持ってた。
けどね、やっぱり私は…。
まだ、そこまで強くなれない。
陽向とも、皆ともずっとずっと一緒にいたい。
千秋や夏姫と、ずっとずっと家族でいたいよ。」

