私は、私の能力は…
やればいいのか
目を瞑り、指輪を握る
「わ、すごーい」
すごいのかどうかはわからない
「重力をコントロールしてるの?」
「たぶん」
自分でもよくわからない
元居たところは田舎だから詳しい人も居なかったし
「さっきの女の子、帰ってこないね」
「すぐ来るよ」
そう言いきった直後
バタンと扉が開いた。
「ただいまー」
すごい、タイミングがいい
「輝と七希だけじゃなかったの? まあいいけど」
かわいらしい、女の子も連れてきた。
「あ、もっちゃん自己紹介して無かったよね?」
「そうだっけ、鈴木もこです、よろしく」
「雨宮流架だよ、よろしく」
かわいー、私と反対でピンクが似合いそう
「ゆなちゃんだよね? ひーちゃんをよろしく」
手をぶんぶん振られる
「じゃ、お菓子食べよ」