「これ美味しいよ」
マフィンを頬張る仁紀ちゃんに差し出す。
「失礼しまーす、お菓子作ったから持ってきたよー」
少女が入ってきた、背はふつうくらい、銀色の髪がかっこいい
「あ、こんな量食べきれないよね?じゃあ七希君と瑞樹呼んでくるね」
パタパタと走って出てく女の子。
騒がしい子だな
「でも優しい子だから」
え…?
口に出してないのに
「能力だよ、隠しててごめん」
封印のペンダントを持ち上げて告げる
人の心を読む能力か、役立つな
「ゆっちゃんは?」
自然と自分のペンダントを握っていたか、バレてしまう。
私は、私の能力は…