春樹が屋上に行くと

夏美は悲しそうな表情で昨日作られたばかりの柵の外側の淵に立っている。
夏美は「ごめんねごめんねごめんねごめんねごめんねごめんねごめんねごめんねごめんねごめんねごめんねごめんね…」

そう言い前にゆっくりと倒れた
「春香…ごめん…ね」
そう言い微笑むと
誰かから後ろから抱きしめられ止まった

夏美は「…誰?」
何故か懐かしい香りがした
??「夏美…死んじゃダメだよ…夏美と春樹…」
そう言った。
夏美は「春香!春香!?ごめんね…うち…もう生きていられな…」
言いかけると
春香は今までに叩いたことのない強さで夏美の頬を叩いた

春香は言った
「私。春樹の告白練習付き合ってたの。ラブレターも私宛じゃない。」
「夏美が好きなんだよ…?今、私の姿見えてるの夏美だけ。
ごめんね…誤解招いちゃって。解く前に私の不注意で落ちちゃったね…私。死んじゃったけど…仲直り…しよ?」

春香の目には涙が溢れていた

夏美は
「誤解解こうとしてくれたのに…うち…聞いてなかった…ごめんね…春香…死んじゃ嫌だよ…仲直りする…」
そう言い泣き出した

春香は
微笑むと夏美とおそろいで買ったペンダントを渡した
「これに私の心。入れてあるし、私に会いたくなったら…これを見て思い出してね…」
「今日…春樹から告られる日。頑張れ」

そう言って空に消えていった


「春香…春香…ありがとう…ごめんね…
ずっと親友…」

夏美はそう言って後ろを振り返り教室に戻ろうとした

「夏美!」
春樹がそう言うと夏美を抱き締めた
「俺…さ、夏美が好き…俺と付き合ってくんね。。?」
頬を赤くして言った

夏美は「勿論…うちで良ければ…うち、春樹のこと好きだったよ」
「さっきね…春香から聞いたの。春樹、告白練習してたのね。。凄く嬉しい。」

春樹は
「ぇ。。。?春香?亡くなったんじゃ…」
夏美は
「ううん。さっき成仏して言ったの」
そう言い微笑む
春樹が、
「そっか…天国で幸せになれば良いな。俺らみたいに…」
そう言い微笑む

夏美はまた泣き出した

春樹は優しく夏美の頭を撫で強く抱き締めた。

「泣くな。泣く時は俺の胸で泣けよ。」
そう言い黙って夏美を抱き締め、キスした。



その日から夏美へのいじめは亡くなった