僕はポケットの中の小さな箱に触れながらはしゃいでいる彼女を眺めていた







「実は今日ね、サンドイッチ使ってきたんだけど…食べる?」








「うん!って、あれ?もしかしてこの匂いって…」







「「イチゴジャム」」







甘い苺がほのかに香った






「僕の好きなの作ってきてくれたんだ!」






「翔ったら相変わらず女子みたいなのが好きなんだから笑」






彼女はクスクスと笑った