静まる。



あ、この子、信頼されていたんだ、


くだらないことを考える。












...ん?


え?







ナナさん....?








音楽を聴いていた俺はイヤホンを外す。




「あ、お前!
なに音楽聴いてんだよ!」



オッサンが怒鳴る。


うるせぇな。




「黙って。」





ナナさんは透き通るような綺麗な声で呟くように言った。