全ては君が知っている






私は思わず、辺りを見回す。

聞いてた……!?

見てた……!?



でも、怪しい人物なんて一人も見つからない。

皆、普通に生活を送っている。



私はこの時気づかなかったんだ。

一人、そんな私を見て愉快そうに笑う君に──。