今日は雨。
先生と出会って2週間経った。
「テンション上がらないね…」
窓の外を見ながら藍が呟く。
「そーだね…」
雨の日は髪の毛が湿気で跳ねちゃうんだよね。
しかも体育ないし。体育といえば佐伯先生なのに。
「あ!みこみこ!」
なにーと気だるそうに言う。
「廊下に佐伯先生いるよ!!」
え!?!?!?
ガバッと起き上がり廊下を見ると
案の定佐伯先生がいた。
「佐伯先生~~~!!」
先生の元へ一直線。
うわぁぁぁん、会いたかったよ~~
「は!?横澤!?おま…っ」
先生が言い終わる前に抱きつく。
こんなこと先生としちゃだめなのに。
「ちょっ、おまえっ」
慌てて抵抗する先生を離さないように思いっきり
抱きしめる。
「よ、横澤!!」
「はっい!」
ぱっと手を離した。
あ。離しちゃった。
「まーず、お前は…雨の日も元気だなぁ」
呆れた様子の先生。
そんな先生もかっこいい。
「えへへ、今日は先生パーカーなんですね!」
「おお、お気に入りなんだ、これ」
紺色の生地で袖に白いラインが入っている。
すごく似合ってる…!かっこいい!!!
って、さっきからかっこいいしか思ってない!
かっこいいから仕方ないんだけどっ!
「そーなんですか!私とペアルックしましょうよ!」
「し・ま・せ・ん!」
けちーと頬を膨らませてそっぽを向く。
先生は社会と体育の先生だから
体育以外に社会の授業でも会えるから幸せ。
でも今日はあいにくの雨だから体育はないし
社会もない1日だった。
「まぁまぁ、教室に戻れよ」
えー。とふくれると
しっしっと追い払うような仕草をした。
仕方なく教室に入り席に戻るとまだ藍がいた。
「先生、どーだったー?」
スマホをいじりながら聞いてくる。
「全然だめ~。」
どんまいと肩をポンポンする。
藍はどうも私が先生に好意を寄せていることは気づいていて、よく先生の話をもちかけてくる。
その分私も相談しちゃうんだけど…。
「先生のファンも多くなってきたからねぇ…」
「…」
そう。
イケメンで面倒見がいい先生のことを好きにならない女子など多くはない。
しかもファンクラブまであるくらいだ。
「先生に近づくなんて1000年早かったのかなぁ」
はぁ…とうなだれ完全にネガティブモードの私。
「もー諦めるの早すぎ。その程度だったの?」
と藍は厳しくいう。
「ううん」と首を振る
「それならもっとアピールしてこなくちゃ!」
私の雲がかかっている心に光を刺してくれる藍の言葉。
みこなら大丈夫だよと笑う。
ほんとに藍はいい親友だと思う。
藍のためにも自分のためにも頑張らなきゃ!!
「そーだよね、私、先生のこと好きだもん!アピールしまくる!それで振り向いてもらう!」
「その意気だっ」
よし!誰にも負けないように頑張る!
先生!いつか振り向かせてみせるから!
待っててね!!
先生と出会って2週間経った。
「テンション上がらないね…」
窓の外を見ながら藍が呟く。
「そーだね…」
雨の日は髪の毛が湿気で跳ねちゃうんだよね。
しかも体育ないし。体育といえば佐伯先生なのに。
「あ!みこみこ!」
なにーと気だるそうに言う。
「廊下に佐伯先生いるよ!!」
え!?!?!?
ガバッと起き上がり廊下を見ると
案の定佐伯先生がいた。
「佐伯先生~~~!!」
先生の元へ一直線。
うわぁぁぁん、会いたかったよ~~
「は!?横澤!?おま…っ」
先生が言い終わる前に抱きつく。
こんなこと先生としちゃだめなのに。
「ちょっ、おまえっ」
慌てて抵抗する先生を離さないように思いっきり
抱きしめる。
「よ、横澤!!」
「はっい!」
ぱっと手を離した。
あ。離しちゃった。
「まーず、お前は…雨の日も元気だなぁ」
呆れた様子の先生。
そんな先生もかっこいい。
「えへへ、今日は先生パーカーなんですね!」
「おお、お気に入りなんだ、これ」
紺色の生地で袖に白いラインが入っている。
すごく似合ってる…!かっこいい!!!
って、さっきからかっこいいしか思ってない!
かっこいいから仕方ないんだけどっ!
「そーなんですか!私とペアルックしましょうよ!」
「し・ま・せ・ん!」
けちーと頬を膨らませてそっぽを向く。
先生は社会と体育の先生だから
体育以外に社会の授業でも会えるから幸せ。
でも今日はあいにくの雨だから体育はないし
社会もない1日だった。
「まぁまぁ、教室に戻れよ」
えー。とふくれると
しっしっと追い払うような仕草をした。
仕方なく教室に入り席に戻るとまだ藍がいた。
「先生、どーだったー?」
スマホをいじりながら聞いてくる。
「全然だめ~。」
どんまいと肩をポンポンする。
藍はどうも私が先生に好意を寄せていることは気づいていて、よく先生の話をもちかけてくる。
その分私も相談しちゃうんだけど…。
「先生のファンも多くなってきたからねぇ…」
「…」
そう。
イケメンで面倒見がいい先生のことを好きにならない女子など多くはない。
しかもファンクラブまであるくらいだ。
「先生に近づくなんて1000年早かったのかなぁ」
はぁ…とうなだれ完全にネガティブモードの私。
「もー諦めるの早すぎ。その程度だったの?」
と藍は厳しくいう。
「ううん」と首を振る
「それならもっとアピールしてこなくちゃ!」
私の雲がかかっている心に光を刺してくれる藍の言葉。
みこなら大丈夫だよと笑う。
ほんとに藍はいい親友だと思う。
藍のためにも自分のためにも頑張らなきゃ!!
「そーだよね、私、先生のこと好きだもん!アピールしまくる!それで振り向いてもらう!」
「その意気だっ」
よし!誰にも負けないように頑張る!
先生!いつか振り向かせてみせるから!
待っててね!!

