「ねねっ!みこ!佐伯先生かっこよくない?」
親友の藍(あい)が私の席にきた。
藍は中学校から同じクラスで
私のことを理解してくれるとてもいい友達。
「もー藍には好きな人いるでしょ?」
そう、藍にはもう付き合って2年にもなる
彼氏がいるのだ。
学年の中で1番のお似合いカップルとしても
有名になっている。
「まぁまぁ良紀(りょうき)とは別のかっこよさがあるってゆーか!」
「なにそれー」
そんなたわいもない話をしていると
「横澤ー」
誰かに名前を呼ばれた。
んー誰だろう、そう思って辺りを見回すと
「げっ」
そこにいたのは私が1年のときに告白され、それ以降も好意を寄せてくる隣のクラスの瀬名 祐太(せなゆうた)だった。
「なんだよ、げって。そんなガッカリすんなよな」
野球部という面ではすごくかっこいいと思うけど、性格がどうも好きになれないんだよね。あの、しつこさというかなんというか…。
「まぁ、それで?なんか用??」
「あぁ、それなんだけど、コレ。」
そう言って差し出してきたのは校外学習のプリントだった。
「このことなんだけどクラスの級長に渡しておいてくれないか?」
「自分で渡しなよ…」
「まぁまぁ、そう言わないで。渡しといてな!」
と、瀬名くんは自分のクラスに帰っていった。
校外学習か…。
えっ、全員参加!?聞いてない…。
そんなこと考えてると
「ふーん校外学習ねぇ?」
背後から声がした。
「ひっ」
驚いて後ろを向くと
「自己紹介のときもそーだったけど君は驚きすぎじゃないか?」
苦笑いを浮かべながら佐伯先生が立っていた。
せ、先生っ…!!
「なーにそんなに嬉しそうなんだか。そんなに俺と会えて嬉しいかー?」
なんてなと笑ってる先生。
先生と会えて嬉しいなんて会ってまだ少しなのに言えるはずがない。てゆーか言えないし言わない。
「嬉しい」という気持ちは心の中に隠しつつ、
「先生、級長に渡しておいてくださいだそうです」
「お!そうか?さんきゅーな」
にこっとはにかんで先生は去っていってしまった。
あぁ、後ろ姿もかっこいい…。
もっともっと先生と話したいなぁ。
…あ、2人きりで話せた!
そんなことを内心で思った。
親友の藍(あい)が私の席にきた。
藍は中学校から同じクラスで
私のことを理解してくれるとてもいい友達。
「もー藍には好きな人いるでしょ?」
そう、藍にはもう付き合って2年にもなる
彼氏がいるのだ。
学年の中で1番のお似合いカップルとしても
有名になっている。
「まぁまぁ良紀(りょうき)とは別のかっこよさがあるってゆーか!」
「なにそれー」
そんなたわいもない話をしていると
「横澤ー」
誰かに名前を呼ばれた。
んー誰だろう、そう思って辺りを見回すと
「げっ」
そこにいたのは私が1年のときに告白され、それ以降も好意を寄せてくる隣のクラスの瀬名 祐太(せなゆうた)だった。
「なんだよ、げって。そんなガッカリすんなよな」
野球部という面ではすごくかっこいいと思うけど、性格がどうも好きになれないんだよね。あの、しつこさというかなんというか…。
「まぁ、それで?なんか用??」
「あぁ、それなんだけど、コレ。」
そう言って差し出してきたのは校外学習のプリントだった。
「このことなんだけどクラスの級長に渡しておいてくれないか?」
「自分で渡しなよ…」
「まぁまぁ、そう言わないで。渡しといてな!」
と、瀬名くんは自分のクラスに帰っていった。
校外学習か…。
えっ、全員参加!?聞いてない…。
そんなこと考えてると
「ふーん校外学習ねぇ?」
背後から声がした。
「ひっ」
驚いて後ろを向くと
「自己紹介のときもそーだったけど君は驚きすぎじゃないか?」
苦笑いを浮かべながら佐伯先生が立っていた。
せ、先生っ…!!
「なーにそんなに嬉しそうなんだか。そんなに俺と会えて嬉しいかー?」
なんてなと笑ってる先生。
先生と会えて嬉しいなんて会ってまだ少しなのに言えるはずがない。てゆーか言えないし言わない。
「嬉しい」という気持ちは心の中に隠しつつ、
「先生、級長に渡しておいてくださいだそうです」
「お!そうか?さんきゅーな」
にこっとはにかんで先生は去っていってしまった。
あぁ、後ろ姿もかっこいい…。
もっともっと先生と話したいなぁ。
…あ、2人きりで話せた!
そんなことを内心で思った。

