わらった顔 ~恋したのは、先生でした。~

その後私は班に戻って食事の準備に取りかかった。

班の人にたくさん心配されたけど、控え室でたくさん寝たし熱もひいたみたいだから「大丈夫!」と言った。

それにしても…

「カレーかぁ」

作ったことないんだよなぁ。
まぁ作り方も簡単だからぱぱっと作っちゃおう。

不慣れな手つきでニンジンやジャガイモを切った。
それと同時に、浜口くんや他の男子は昼集めてきた木を持ってきて火をおこし、藍と美夢ちゃんは私と一緒に食事の準備をしてくれた。

そして作ること1時間。

「うん、美味しい!」

みんなで協力して作ったカレーが完成した。

早速班でまとまって食べたら、みんな「めっちゃ美味しい!」って言って、あっという間にカレーはなくなってしまった。

途中先生が来て

「俺の分はないのかよ~」

とか言ってもの惜しそうに去っていく姿をみて班のみんなで笑った。

夜。

私はホテルのお風呂場で髪の毛を乾かしていた。

校外学習は学校恒例で泊まり込みでやることになっている。

今日は色んなことがあったなぁ。

班員で楽しくカレー作って食べたこともそうだけど、やっぱり先生との出来事の方が大きい。

「今、先生なにしてるのかな。」

日に日に強くなる先生への思い。

それはきっと先生のせい。

どこにいてもなにをしてても

考えてるのは先生、ただ1人。

いつか「すき」って伝えられたら、いいなぁ。

そう心の中で思いながら私はドライヤーの電源を切った。