------ザクッザクッザクッ

草木も眠る丑三つ時
そんな夜中に砂利道を歩く音が響いてい
た。


「よいしょっと...」


そう声を上げた少女は、大きな荷物を持ち
これまた大きな神社のような建物の中へ
壁を乗り越え侵入していた。


「ふぅ...よし、今のところ見張りはないねさっさとお目当ての場所に移動するか。」