「江藤なら、俺より他に誘う奴いるだろ?俺は行かねぇよ」


「ったく、付き合い悪りぃなぁ」


「女とかマジだるいだけ、、、」


「はいはい、またいつもの冬馬の口ぐせが出たよ」


江藤の派手な髪色が窓から降り注ぐ日差しでさらに明るさを増す。


「冬馬呼べってクミちゃんからご指名なんだぞ、、、」


「俺、その子のこと知らねぇし、興味もない」


俺の言葉に江藤は呆れたような表情を浮かべた。


「もったいねぇよなぁ。そんなにイケメンなのに女にホント興味ねぇとかマジありえねぇわ、、、」


俺は江藤に背を向け、自分の席に戻った。