「仕事終わってから作ったのか?」

「はい そうですけど」

「凄いな」

「独り身こじらせてるんで!」

「なんだよそれ!」

「だから!最近は、そういうんです!」

「なら、俺もそうなのか?」

「ふふっそうかも!」


食事が終わると、片付けを一緒にした


「聞きました?」

「あぁ」


私の九州生活が伸びたのだ



「仕事を作って会いに来た
西田には悪いが、職権乱用だ」


ふっ て、笑う室長を見つめる


「キスしたくなる あんまし見るな」

「来てくれて、嬉しいんです」

「期待するだろうが」

「……すみません」


室長に背を向けると
後ろから
がっしりと抱きしめられる

室長の唇が私のうなじに吸い付いた


「ひゃあっ んんっ」


「馬鹿 そんな声だすな!煽ってんのか?」


「だって真生さんが!!!」


慌てて真生さんと、言ってしまい慌てる

逃げようと腕の中を抜けると

すっぽりとまた抱きしめられ

真生さんの唇が私のと重なる

抵抗もせず受け入れてゆく

それどころか

私も真生さんの唇を求めてしまってる