お昼もご馳走してくれたり

きっと


西田君の世代なら
いい男なんだろうな

ただ……私と西田君

「私達、姉弟みたいに見えないかな?」

「理江さんが、一歩後ろ歩くからですよ!
ほら!」

と、手を繋いできた

「これならデートしてるって感じ!!」

「西田君も慣れてるよね」

「室長も慣れてました?」

「うん」

「理江さんもある意味慣れてますよね!
鈴木課長で!」


確かに……

手を繋いでもドキドキしてない


車まで戻ると

グイ

引き寄せられ


チュッ

!!!!!



「2回目頂きました!」


ニカッと笑う

幼い笑顔


私が、ここに西田君を置いて帰れないと見越して、してきたに違いない


「私、まだ彼女じゃないから
こういうの無し!!減点!!」

「えーー!!これでも我慢してるんですよ!
そこは、評価して下さいよ!!!ね!!」



甘える西田君は、ズルイ

可愛いと母性本能が言っている



それに、私は飾らずにいれる

年の差に、ちょっと居心地悪いけど
西田君は、上手くカバーしてくれる




2人とのデートが終わり

タニちゃんに電話する



「2人とも私には、勿体ない気がする」

『課長~!!』

「タニちゃん……どちらか選んだらさ
仕事でギクシャクしないかな?」

『そこは、大丈夫でしょう
2人とも課長の選択を尊重しますよ!』


「そうかなぁ~ 恋愛ってさ
結構、残酷だよね」


『そうですよ!皆と付き合うわけにはいきません!どちらかを切り捨てなければ
幸せになれませんよ!』

「勉強になります」


『どちらかといえば、どっちですか?』


「んー わかんない」


『本当に?』


「うん」