「理江!俺は、そんなに頑張ってダイエットしなくていいと思うぞ!
モテ期だからって、太ってねぇのに無理するな!食わねぇとまた倒れるぞ!!」


康太にパンチを入れて
席につく



栄養と安静

医者の言葉を思い出す

手を合わせ、ヨーグルトの蓋を開ける


「いただきます!」

「はい!どーぞ!」


半分程食べて気がついた


……食べれない


チラッと康太のデスクを覗く


「ん?」

「康太 ごめん食べて」


康太が、真面目な表情で私を見る



「今日、一緒に夜食べね?」


「うん いいよ」


と、言ったところで嫌な予感がし


「2人でならね!」


と、つけ足した


しかし!



「課長!!逃げちゃダメです!
皆で行きましょう!食事!!!」



タニちゃんがお店まで段取りしてくれた



私は、お酒を1杯飲み

あれ…

もう、お腹苦しい


って、気がついた




室長は、元々飲めない

康太は、飲めるのに飲まない

西田君は、がぶがぶ飲んでいる

タニちゃんは、よく食べる



このメンバーで食事とか
それだけで満腹な感じよね


楽しかったけど、疲れた


「理江、今日泊めて」

「うん いいよ」


「ちょっと待て!!鈴木!!」

「鈴木課長!!ズルイです!!」


「???何で???
いつも泊まってるし」

「うん いつも泊まりに来るもんね!」


3人が、呆れ顔


「私達、家族だもんね!」

「おう!家族だもんな!!」


タニちゃんが言う


「だから今まで恋愛経験ないんだ…」


「え?」


「課長!鈴木課長と付き合ってるって噂!」

「あーあれね」

「いつも手を繋いでたり、肩組んだりするでしょ? 普通しませんから!」

「「え?」」




私達、ずっと当たり前にしてたんですけど