2人共に返事が出来ない1週間


休みが待ち遠しくてたまらなかった


下がらない微熱が気になって
もう一度、病院に行く

「栄養をしっかりとること!
休めるなら、仕事休んで安静に!」


悩みすぎて、食欲がない


点滴を受けて家に帰る



翌日



会議を終え
康太とオフィスに戻っていると

目眩がして、康太にしがみついた

「理江!?」

膝から崩れ落ちるように
床に座り込む


「課長!!大丈夫ですか!?」

「川谷!!どうした!?」

「ちょっと… 目眩… すみません…」


悩みの種が、2人して私に駆け寄る


「理江、早退しろ!達也に電話してやるから
今日は、実家に帰れ!な?」


「でも…」



実家 = 達也と理央の家


お邪魔ですよね?



「もしもし!達也!お前暇だろ!?
理江が体調不良だから、迎えにこい!
理央に美味しいもん作らせろ!」


!!!



「ちょっと!!勝手に電話しないでよ!!」

「お前自分でしないだろ!!」


クラクラする…


「ほら!そんなんで電車乗れるか?」







待つこと30分



「理江ちゃん!大丈夫!?」

一緒にいたのね?

理央と達也が迎えに来たことで
オフィスが騒然となる

「双子!?」 「そっくり!!」

性格は、全く似てない私達
顔は、そっくりなんです


「もう、平気なんだけど早退するから
送って」

「理江ちゃんを1人に出来ない!
達也君いいでしょう?」

「もちろんだ!理江!俺達、家族だろ!
帰るぞ!」


達也の決め台詞を聞くと
仕方ないって、気になる




独り身だけじゃなく

風邪もこじらせてます(汗)