「あれ?」

 地図に書かれた場所に到着し、青山はまず不思議な声を上げた。

「どうしたブルー?ここに、イエローがとらわれているのだろう?」

 えぇ・・・そうですけど・・・。

「ここ・・・市役所ですよ?」

 ストウ市役所。

 地下にはカミレン基地があるというのは・・・一応、秘密。

 この前、地方雑誌に特集とかされて、青山もそこにばっちりピースサインで写真に載っちゃったけど、とりあえず秘密。

「そうだ。ここに二階にイエローは捉えられている!」

「なんで、カミレンスーパーカーを走らせたんですか!?」

「勢いだ!!」

 すっげ~・・・無駄な労力・・・。

「っていうか、茂走ってる最中とか、地図みて気が付かなかったの?」

 そうですよね・・・。

「恵・・・気付いていたなら、言ってくれ・・・。」

「まぁ、勢いは大切だから・・・。」

 ブラック・・・お前もか・・・。

「あ、やっと来た。あんたたち、何無駄に車走らせているの?ガソリンだって、タダじゃないんだからね。」

 どうやら、ずっと待っていたらしい、ピンクが青山たち三人を見つけて声をかける。

 当然といえば、当然なのだが、カミレンスーパーカーって、ガソリンで動いているんだよな・・・。

 ってことは・・・あの巨大ロボットの原動力も当然・・・・・。

「ロボは、ロマンと気力で動くものだ!バカなことを考えてないで、行くぞ!」

 え?レッド・・・。今俺の心読んだ?

「まぁ、読心術はヒーローの基本技術の一つだから・・・。」

 うそ~~~~~~~~~!!