「まぁ、たまには学校にでも言っているのかね?」

「っていか・・・茂・・・実くんのこと好きなの?」

 はい?

「いや、なんで・・・?」

「いや、なんとなく・・・。」

「ちょっと!そこで『いや、なんで』って答えはないでしょ!ブルーは、ツンデレヒロインというものが、何たるかを分かってないわ!」

 うわっ!

「た・・・隊長・・・どこから、沸いて出てきたんですか?」

「そこからよ!」

 いや、元気イッパイに指差されても・・・。

 そこ、男子トイレだし・・・。

「いやぁ~・・・それにしても、まいったわ・・・いきなりの予算削減なんて・・・。」

「ものすごい、勢いで話ずらしますね・・・。」

「いつものことよ・・・。」

 それが、いつものことであることが、問題なのでは・・・。

「予算削減って・・・カミレンジャー部隊のですか?」

 話に割り込んできたのはレッド。

 一汗かいたぜ、と言わんばかりに爽やかにタオルを巻いている。

 う~ん・・・ぶら下がり健康機で、逆上がりしてだけで、そこまで汗かくものかな・・・?

「そうなのよ!このままでは、カミレンジャー部隊の維持が出来なくなってしまうかもれないわ。」

 ・・・・・・・・別に良いのでは?

「なんだと、それは大変だ!」

「一大事ですね・・・。」

 深刻な顔をする、レッドと恵。

 いや・・・まぁ、大変なのは分かるけど・・・。

 カミレンジャー部隊ってそこまで重要かな?

 別に、なくても困らないとか思ってるの俺だけかな?

 ねぇ、本当に俺だけかな?