「長かったな。のぼせてない?」
部屋着に着替えた理玖が、理玖ぶかぶかのジャージを着た私に向かっていう。
「ん、大丈夫。」
そう言いながら、ベットの上に座る。
私の定位置。
「で、なんでさっきあんなこと言ったの」
「理玖が、女の人と歩いてた、から。」
「それだけ?」
「理玖、いつもつまんなそうだし、私のこと名前で呼ばないし、飽きちゃったのかなって、」
思ってた事を言葉にすると全部薄っぺらく感じた。
こんな事かよって自分でも思ったのだから多分聞いている理玖も思ったに違いない。
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