「傘は忘れちゃって、それで家帰る途中で理玖みつけて」 私は理玖の顔を見ないように、私の顔が理玖に見えないように下を向きながら言った 「そう、なら送る」 そう言って理玖は私と並んで歩こうとするが、一向に動こうとしない私を見てあからさまに面倒くさそうな表情をした、と思う。見てないからわかんないけど 「はあ、どうしたの」 ほら、面倒くさそうだ。 「…理玖はもう私と別れたい?」 言いたいことは他にもあったけど出てきたのはその言葉だけだった。