次の日からはいつも通りの部活動。

基本的に先生達は部活が終わる頃に体育館に来る。

しかし本石先生は部活が始まる時間から体育館に来て、
マネージャーの横の椅子に座ってずっと練習を見ていた。

「あのさ。」

急に話しかけられて私はビックリした。

「部員の名簿ある?」

「あ、はい。どうぞ。」

「ありがと。」

初めて交わした会話がこれ。
この会話をきっかけに日に日に先生と話すようになった。






「あの黄色の服着てるのがキャプテン?」

「違いますよ。あれは副キャプテンです(笑)」