答えは

「いいですよ!」

だった。

この間の断りはただ単に母親との約束を守るためだけだったんだ。

ふと、安心している自分がいた。

きっと、半分の"いじり"は"不安"を隠してたのかもしれない。

「あ!そういえば、今週末ママとパパが出かけるって言ってて、うちに誰もいないのでよかったら来ませんか?」

え、まてよ、つまり家には誰もいねーってことだよな?

俺と鈴美ちゃん二人っきりってことだよな?

こいつ、地味に誘ってね?

「え、俺と鈴美ちゃん二人っきりってこと?」

「っ…そ、そういうことに…なりますね…」

真っ赤な顔して答える鈴美ちゃんもかわいい。

…にしても、波乱のお泊まり会になりそうだな。