-あれは私たちがまだ小学生だった頃。

小学生の頃の愛夏はごくごく普通の子だった。男の子にも恋してた。

でも、よく男子からいじめられていた。

変なあだ名で呼ばれたり、「キモイ」や「ブス」「死ね」なんて言葉もよく言われていた。

そんな中で1人だけ愛夏にちょっかいを出すけど、他の男子のようなひどい扱いではなく愛夏のことを気にかけて遊んでくれているような子がいた。

そんな優しさに愛夏も惹かれていき6年生になったばかりの時に告白をした。

返事はNOだったけど「友達なら」と言ってくれたそうだ。

しかし、その日以来その男の子は愛夏に話しかけもしなくなったし、近づこうともしなくなった。

そして、周りの男子に告白したことがバレて、しかもふられたことも知られ、愛夏はいっそうバカにされるようになり男の人に対して恐怖心というよりも憎しみや嫌悪感を感じるようになってしばらくの間、病んだ事があった。

そして私は、そんな愛夏を見かねて、あるアイドルのDVDを見せた。

可愛い女性アイドルがお笑いをするっていうもので、アイドルらしくない発言や行動が気にいったみたいでそれからそのアイドルにドハマリして元の愛夏に戻ったんですよ。

そして、愛夏の推しメンの子が同性愛者の子でそれを知ってから愛夏も同性愛者のことに興味を持って自分でいろんなことを調べたり同性愛者の人についての理解を深めたりしてる中で、自然と女子の方が気になるようになったららしくて。