「数学準備室って確か別の建物だったんじゃ・・」




数分後・・



「おっせーーーーわ!!」



「うっ・・だって迷ったんだもん・・」


「だもんじゃねぇ・・こっちは待ちくたびれてタバコ4本も吸い終わったわっ!」


「タバコくさっ」



だけど、落ち着く香り・・


何だろう・・

不思議・・・



「じゃあ、次からは早く来るんだな」


いやいやいやいや

次とかないから!!!!


これが最初で最後だし。



「もう大魔王の前では寝ないから」


「ぶっ!!おまっ!大魔王って俺のことかよ」


「あんたしかいないでしょーが!!!」


「大魔王じゃなくてかっこいい岡本先生だろ?」


「・・・・」


「その目やめろ!
なんか言えっての!!
かえって恥ずかしいっつーの!」


そう言いながら岡本はタバコを携帯用のポケット灰皿に突っ込んだ。



「さてっと。

この資料こ〜まとめて左上にホチキスで留めといて?」


「ま、待って!?
この量全部!?」


何部作る気!?


「仕方ねーじゃん。

俺様人気者みたいだから9クラス中5クラスも受け持つんだよ」



まじか・・

だったら早くやって、早く帰るしかない。


「みてろよ大魔王め!!!」


「おいおいおい!声に出てる!」


「うっさい!」


「まッヨロしく〜!」







ガラガラ〜〜

そう言って大魔王岡本は数学準備室からでっていった。