年上彼氏はクリニックの先生

「まぁね、念のため持ってきて良かった」

千尋の頭を撫でていると、首の近くにスリスリ寄ってくる千尋。

思わず口元が緩む。


それにしても…熱高いな……



一気に上がって千尋も辛いだろう…

解熱剤の薬持ってきてるけど、あれ粉薬なんだよな…

千尋、粉薬は何があっても飲みたがらないし…


飲んでも吐き出しちゃうし、意味ないからな…


「理央、着いたよ」



「あぁ」



「理央君、魚見よっ」

さっきまで眠っていたのに急に起きた。


「熱あるからとりあえず熱測ってからね」



「分かった。8度前半だったら魚見よ」



「うーん…さすがにねぇ。7度前半だったらね?」



「8度前半!!」

こんなに言うって事は、自分でも熱あることに気づいたのか?

しかも熱高いらしい。


思わず秀と苦笑い。

「秀、トランクからカバン出してくれる?」



「いいよー」