年上彼氏はクリニックの先生

「千尋!!」

着替え終わった千尋がひょこっと更衣室から出てきた。

可愛いなぁ。


「千尋おいで」

手を伸ばして呼ぶと、ふらふら危なっかしい足取りで胸に飛び込んできた。


「理央君だ…」

あー…可愛すぎる。

ひょいっと抱っこして、秀に

「秀、車運転してくれない?」

聞いた。


「いいよー、どうせ俺私服だし」



「楓は皆になんか言われたら適当に言っといて」



「はいはい任せて」

楓に手を振られて、秀と一緒に駐車場に向かった。


駐車場について、車に乗ると秀が運転してくれた。

俺は千尋を抱っこしたまま後ろに乗っている。


「理央、千尋ちゃん病院連れて行かなくて平気?」



「平気でしょ。秀も楓も居るんだし。なにより俺が居るから」



「もしかしてカバン持ってきてる?」



「あぁ、トランクに入ってる」



「なら病院行く必要ないな。ある程度の道具は入ってるわけでしょ?」