「そのパーカー防水じゃないでしょ」



「うぅ…分かったよ…理央君は見ちゃダメだよ!!」

パーカーを脱いで浮き輪で隠した。


「パーカーは、パラソルの下に置いておくから。ついでに荷物番しておくから」



「理沙ちゃんありがとう」



「いえ、中崎先生楽しんできてください。千尋〜頑張れ〜」

パーカー持っていかれた…

恥ずかしい…


「ねぇ水着見えないんだけど」



「だから理央君は見ちゃダメだって」

ドンッ

よそ見していた男子がぶつかってきて、持っていた浮き輪が落ちた。


「っごめん青山…」



「よそ見してたら危ないよ、大丈夫?」



「あぁ、俺は大丈夫、青山は大丈夫?」



「うん、浮き輪が落ちただけ」



「そっか、あの……その水着スゲー可愛い!!」



「えっ、ありがとう…」