「いえいえ。ちゃんと水分補給もするんだよ」



「はい」

それだけ言って、海の方に行ってしまった。

秀さんの方を見ると、クラスの人達と一緒になって遊んでいた。


皆来たんだ。

後で理央君と遊べるかなぁ。


「ねぇ千尋、かき氷溶けちゃうよ」



「あっ本当だ……って理央君起きてたの?」



「秀が煩くて起きた」

理央君が膝の上から起き上がって、隣に座った。


溶けちゃいそうなかき氷を食べていると

「千尋、かき氷頂戴」



「いいよ」

かき氷を渡そうとすると

「食べさせてよ」



「あぁ!!はいあーん」

手が汚れるのが嫌なのかな?

食べさせて上げると、喜んでくれた。

「美味しいね」


ドキッ…


笑顔が破壊力ある。

かき氷を食べた後に焼きそばも理央君と食べれて、私は幸せです。