「じゃあ診察するからワイシャツのボタン外すよ」
歌織さんにボタンを外されて、されるがままに診察を受けた。
「今頭痛いんでしょ?」
「全然大丈夫だし!!痛くないし!」
勢いよく起き上がるとふらっとして、ベッドに吸い込まれるように倒れた。
「バカ急に起き上がるな」
「ごめんなさい…」
「歌織さん、採血の道具持ってきて貰える?」
「はい」
えっ…採血?
「注射しないって言ったじゃん!」
「だって千尋全然病院来ないから、データがほとんど古いんだよ」
「じゃあ今度来た時採血するから」
「安心しろ、俺は採血得意だから」
「安心出来ない。もう帰る!」

