きゃー
教室中が黄色い声に包まれた。
女子うるさい…
病み上がりには、この教室は耐えられない。
今度こそ、そーっと教室をでて、階段を上った。
屋上は立ち入り禁止で入れないから屋上に続く階段の踊り場で、
座っていると足音が聞こえてきた。
徐々に足音が大きくなる。
誰か来るのかな?
「千尋」
「なんだ理沙か…」
階段の影から出てきたのは理沙だった。
「海の事、さっき葉山から聞いたよ」
「理沙も行ける?」
「行けるけどさ」
けど?
「千尋クラスの皆で行くことになっちゃってるけど本当にいいわけ?」
「なんか勝手に話が進んじゃって…それに今更断れないじゃん」
「まぁ、あの馬鹿男子達は勝手に盛り上がってたし、女子は中崎先生に会え
る〜って喜んでたから、断れないな」

