ドキッ…
えっ?ドキッ??
なんでドキッとしちゃってんの?
相手は理央君だよ。
きっと何人もの女の子や、女の人と遊んできた男だよ。
何ときめいちゃってんの!!
「あーんして」
口を開けると、卵粥が入ってきた。
やっぱり美味しい。
変わらない味。
昔から食べている味だから、おふくろの味ってやつなのかな?
「美味しい?」
「美味しい…」
きっと理央君にドキドキするのは、熱のせいだ。
正常な判断が出来ていないんだ!
きっと、明日になればドキドキもなくなるはずだ!!
「千尋、もう少し食べれる?」
「うん」
「千尋の事だから朝から何も食べないでいたんじゃないの?」
「食べたよ!飲むタイプのゼリー」
「まあ食べてないよりはマシか…ほらあーん」

