「千尋はさ、そんなに体が丈夫じゃないからあんまりいじめないであげてくれない?」 「いじめてなんて……」 なんだかいつもの理央君と違う? 声のトーンが下がっていて、顔も少し怖い。 「千尋ちゃん一旦こっちおいで」 大ちゃんに抱っこされると、女子生徒達の歓声がまた響き渡った。 もうこれ私の死亡フラグ立った… 明日から学校行けない…… 「千尋ちゃんは耳栓しようね」 「えっ?」 耳栓をつけられて、理央君の背中しか見えない体勢で抱っこされて、理央君が見えない…… なんの話をしているんだろう?