全然食欲がないけど、食べないと何か言われるのは目に見えている…
半分食べて
「ごちそうさま…」
お皿を下げようと席を立つと
「片付けならやるから、千尋は身支度しな」
理央君に言われて、洗面所に向かった。
顔を洗い髪の毛をとかして、歯を磨いて…
全ての準備が終わってしまった……
「千尋~準備終わった?」
「ん…」
行きたくない…
鞄を持って家を出ようとすると
「送るよ」
理央君に鞄を取られて、そのまま車に乗るよう言われた。
助手席に乗りこむと大ちゃん達も車に乗っていた。
「えっ?」
なんで皆乗っているの?
私を送った後に何処か行くのかな?
車が発進してから、後ろの3人と横にいる理央君が話し掛けてくれて
少しは緊張がほぐれた。
それでも
「着いたよ」
学校に着けば緊張がMAXになってお腹が痛くなってきた。
だけどここで引き下がったら、午後から理央君とのんびり出来なくなる…
「り…理央君…」
「千尋、顔色悪いよ…」
「だ…大丈夫……いっ…いってきま…」
フラフラした足取りで車を降りて少し歩くと
「千尋ちゃん」
今1番聞きたくない声が…
なんというタイミングの悪さ…

