年上彼氏はクリニックの先生

それよりも千尋の事を使おうとしたのが許せない。


つーか人の個人情報教えろとか意味が分からない。

しかも俺の情報を、千尋から間接的に聞こうなんて、ふざけんじゃねぇ。



千尋が勉強するって言った時点でおかしいとは思っていたけど、まさかこんな事だったなんて。



でも千尋が俺の情報を教えたくないから頑張っている点に関しては
めちゃくちゃ嬉しい。


「理央~顔にやついてますよ~」



「うっせー」



「どうせ千尋ちゃんの事考えてんだろ?分かりやすっ」



「別に千尋が可愛いのは事実なんだし仕方ないだろ」

スマホの待ち受けを見ながら話す。



俺の待ち受けは千尋が小学生の頃一緒に布団に入って眠っている写真。

デスクの上には千尋の中学の頃の写真が飾ってある。


本当いつ見ても可愛い。



「いつまでスマホ見てんだよ」



「俺のイライラがおさまるまで。あと次の月曜日お前ら仕事ないなら手伝え」



「俺達そこまで暇じゃないんですけど。まぁ良いけどさ…楓は仕事だっけ?」



「月曜日は前日夜勤だから、休み」



「2人とも用事なしと…んじゃ今日はもう帰っていいぞ。手伝いありがとう」



「理央は千尋ちゃんの点滴終わったら帰るの?」

楓が白衣を脱ぎながら聞いてきた。


「あぁ。あと少しで点滴終わるし、施錠とかしたら帰るよ」



「そっか。じゃあお先」

秀と楓に手を振られて


「お疲れさま、気を付けて帰れよ」

振りかえしておいた。



施錠を済ませて、機械や備品の確認をしてから千尋の元に戻るとスヤスヤ眠っていた。

点滴終わるし外して止血したら、帰ろう。





【理央side】  end