年上彼氏はクリニックの先生

「私が嘘ついたから…ごめんなさい…」



「いや俺が悪いんだ……千尋に八つ当たりしたんだ…本当にごめん」


八つ当たり?って何のこと?

なんの話?


「八つ当たり?…って?」

考えても分からないから、理央君に聞いてみる。




「千尋のことである女の子に言われたんだ。本当は千尋は俺のことなんか好きじゃなくて、違う相手が好きだって。なのに断れなくてって……俺は千尋に頼られていないとか、色々言われて…」


何それ?

私そんなこと1回も言った事ない…


大体理央君のことしか好きじゃないし。


「昨日運ばれてきたときだって、あんな高熱が何日も続いていたのに俺に連絡も寄こしてこなかったし…
頼られていないんだって思ったら、イライラして…」
 


頼っていない訳じゃない…

ただ迷惑かけたくなくて…



そっか…
空回りしていたんだ…


「本当にごめん」



「違うの…理央君を頼っていないわけじゃなくて、迷惑かかると思ったから…」


理央君の近くにいるのがバレたら

また何か言われるかもしれないと思って病院に行けなかった。



「気にしなくていいんだよ。俺じゃ頼りない?」

眉を下げながら聞いてくる理央君に

胸が締め付けられそうになる。


首を思いっきり横に振りながら「頼りないわけない!!いつも助けて貰っているし」

起き上がった。



「急に動くな、具合悪くなるよ」

言いながら、ベッドに戻された。


「まだ熱辛いよな…もう少し眠りな」

頭を撫でられてウトウトし始める。