「だってくまさんとお菓子…」



「それなら買ってあげるから」



「理央それはズルイ。大体理央は甘やかしすぎなんだよ」



「はぁ?甘やかしてるわけないだろ。愛情注いでんだし!!秀なんて千尋に相手にもされてないくせに」



「それ言ったら大地だって理央に比べて相手にされてないだろ?」


3人の言い争いが始まった…

避難しようと思い、くまさんクッションを持って、食卓でのんびりコーヒーを飲んでいる楓さんの

正面に座った。



「騒がしくてごめんね」



「いえ、こういうの見るの初めてなので新鮮で面白いです」



「結構あの3人大学の頃からあんな感じだよ」



「へぇ~。やっぱり皆さん仲いいんですね」



「そうだね」



「でもあんなに口論して理央君熱あがったりしませんかね?」



「あー…マズいかも…」   

楓さんと理央君を見た瞬間

理央君が前のめりに倒れて秀さんと大ちゃんに、キャッチされた。



「やべっ…熱上がってる」

秀さんが理央君の額に掌を当てて呟いた。



「千尋ちゃん、理央寝室連れていくね」



「はい」

理央君大丈夫かな…

でもこの場に内科医2人も居るし大丈夫かな?