「……ん?」
周りの騒がしさで目が覚めて、横を見れば理央君の背中が見えた。
ソファの上で眠っちゃったのか…
くまさんクッションは抱きしめたまま、毛布がかけられている。
理央君の背中を指で ツンッと触れれば「起きた?」
理央君が微笑みながら頭を撫でてくれた。
「熱大丈夫?」
「結構下がったよ。これなら明日の朝には下がってそう」
「良かった…」
「でも午前中の記憶全く無いんだよね。千尋が作ってくれたお粥の味も覚えてないし、そもそも食べたことも覚えてなくて…」
てことは私が頑張って飲ませた水も!?
頑張ったのに…
でも恥ずかしいから教えないでおこう。
「またご飯作ってくれる?」
「理央君の作るご飯より美味しくないよ」
「美味しいに決まってる!!千尋が作ってくれて不味いわけない!!あり得ないよ」
「理央君…」

