年上彼氏はクリニックの先生

「ッ!?千尋!!千尋の好きな理央君だよ。怖くないよ」



「うん…」

あの顔は忘れられない…

だけど今の顔はいつもの顔で安心する。


「理央君は怖くないから大丈夫だよ。理央君ご飯食べれる?」



「食べる。千尋が作ってくれたんでしょ?」

そうだけど…

どうして分かるんだろ?


まぁいいや。食べてくれるなら持ってこよう。



「俺もリビング行く」



「歩ける?」



「大地に捕まるから平気」



「温め直すからゆっくり来て大丈夫だからね」

先にキッチンに行って、IHの電源をつけた。




温めた後、味を確認してから理央君達が座っているソファの前のテーブルに

お粥の入ったお皿と水の入ったコップを置いた。


「理央君ほんとに食べれる?」



「うん」

食欲はあるんだ。

凄いな…9度以上熱あるのに。