ギュゥゥ


「千尋可愛いッ」

理央君苦しっ…

そろそろ離してくれないかな…



「理央ー…大丈夫かー?っ!!」

大ちゃんが寝室に入ってくるなり


「ごめん…お取り込み中だった!?」

急いで寝室から出ようとするから


「違っ…大ちゃん助けて」

大ちゃんを呼び止めた。



「千尋ちゃんどうした?」



「理央君が離れてくれなくて……薬飲ませたいのに」



「分かった!!任せて」

ほっ…助かった…



「理央、千尋ちゃんから離れないと明日も仕事休ませるよ」



「あぁっ?」

ビクッ…

理央君の顔がめちゃくちゃ怖い…

こんな顔初めてみた。



でも腕の力が弱まったから、スッと抜け出した。

「理央冗談だって…それと顔怖い。千尋ちゃん見てるよ」