「理央君飲まないと脱水なっちゃうよ」



「千尋が飲ませて~」

理央君が言うこと聞かないなんて…

しかも無駄にさっきから吐息がエロい。


鎖骨に伝う汗も、潤んだ瞳も。

ドキドキして手が震えるけど、理央君は辛いんだから!!


「ほら理央君」

ペットボトルの水を自分の口に入れてから、理央君に口づけした。
 
 
「もっと!!」  

もっと!?

これめちゃくちゃ恥ずかしいんだけど…


でも飲んでくれそうにないし、私が薬とか飲みたがらないとき理央君にやられるし、たまには頑張らないと。


もう一度飲ませると

「ンッ…んんっ」

理央君の舌が私の舌に絡み付く。


「理央…君っ…ンッ」   



「千尋エロッ」
  
ようやく唇が離れて、まともに息ができる。



「だって…理央君ッが」



「俺以外にもこんなことするの?」



「しないもん……理央君だけだもん…」