年上彼氏はクリニックの先生

カシャッ

私の後ろを歩いていた理央君の方を振り向くとシャッター音が聞こえた。


「せっかくだし写真残しておこうと思ってさ、カメラ持ってきてたんだ」



「今撮ったやつ絶対不細工に写ってるから消してー!!」



「可愛いから大丈夫だよ」



「可愛くないーー!!」

カメラを奪おうと手を伸ばすけど、理央君の身長が高いせいで

理央君の頭上にあるカメラが届かない。


「後で消しておくから」



「本当?」



「嘘だよ~」

そう言って、軽く走り出した理央君。



なんだか今日の理央君はテンションが高い。

ちょっと子供っぽい理央君もたまには良いかも。


「千尋~、魚見たいんでしょ?」



水族館の方から声をかけられて

「見たい!」

理央君の元に駆け寄った。



昨日は入り口付近しか見れなかったし、理央君と一緒って事が嬉しくて

そわそわしちゃう。