【理央side】

「ケホッ…」

寝たかな?

千尋の頬についた涙を拭いてあげた。


「青山さんありがとうございました」



「いえいえ、こちらこそ千尋がごめんね。本当相変わらずなんだね」



「以前よりは、やりやすくなったんですけどね…」

前は3人がかりで何とか治療出来ていたし。

そう思うと成長したのかな―…

「これからも千尋のことを宜しく頼むよ」



「はい」



これから先何があっても千尋のことを守りたい。


どんなことがあっても必ず助けたいと思うし、必ず助ける。







何年経とうとこの気持ちは変わらない。



千尋には秘密だけど。









――…End