布団を取ろうとすると、布団をよせられて秀さん登場。

「千尋ちゃん元々小児喘息持ってたんでしょ?だからしっかり聴診しないといけないんだよ」



「やだ」

もう治ってるんだし、やんなくていいって。

「服捲るよ」

体を丸めて捲られないようにしていると、背中の方を捲られた。


「理央君変態!!嫌だってば」



「変態でいいから、聴診するよ」

動こうとすると秀さんに抑えられて、動けないように固定された。

背中を触れられる度、ビクッと体がはねる。


うぅっ…

早く終われ…

医者モードの理央君は、何を言っても止めてくれない。


普通の患者さんには強引にやらないのに。

「じゃあ次は前向いて」

丸まっていると秀さんに理央君の方を向かされて「千尋丸まんないで」

理央君に言われたとおり普通に横になった。


顔を両腕で隠して必死に耐えていると「終わったよ」

理央君が服を直してくれて、秀さんの手が離れた。


「グスッ…」

もう最悪…

なんでここに来てまで診察されないといけないの?

しかも理央君医者モードになったし…


「千尋ごめんね」

今日という今日は許さないもん。