『私は追放されたんです。あの街から…。』
「え…」
「何で追放なんてされたんですか…」
驚きすぎて言葉を失ってる樹屋さん
驚いているけれどある程度冷静な宮瀬くん
性格、真反対な2人だなぁ…
『私はさっきも言った通り普通の人とは違うんです。
特殊な力があるんです…』
こんな力欲しくなんてなかった。
きっとこの2人にも非難される…
『だから…こんな所に
私のせいで家族も…!』
そこまでいうと涙を抑え切れなくなり
その場に崩れ落ちて泣いた。
泣き止むまで2人は何も追求せず
ただただ傍にいてくれた。
私なんかのために…。