『私は妖精なんかではありません。
人間です。たぶん…』

最後は小声だけど妖精じゃないもん!

「では、なぜこんな所に住んでるのですか?」

これ…言ってもいいのかな?私の秘密。


『2人ともわかりますか?
 私が人と違うってことを』


「え…。人と、ちがう…?」

物凄く驚いた表情を浮かべて樹屋さんは言う
やっぱりそうなるよね…
でも、これだけは言っとかなきゃいけないから

『そうです。
 樹屋さんや宮瀬くんとは違うんです』

「どういう所が違うんですか?」

樹屋さんと違ってやはり冷静な宮瀬くん
この2人なら大丈夫。きっとそう。

私は2人の反応に怯えながら口を開く。